ウレタンフォーム・発泡ポリエチレン・ゴムスポンジの加工と販売の富士ゴム産業

富士ゴム産業株式会社 ホーム > ウレタン屋が教えるウレタンフォームの選び方とは?

ウレタン屋が教えるウレタンフォームの選び方とは?choose_urethane

ウレタンは緩衝材として工業用品などに使われ、台所用スポンジやソファーのクッションなど、私たちの身近な生活でもよく使われているウレタン。普段何気に使っているウレタン。あなたはどのようにウレタンを選んでいますか?
緩衝材として適したものを探しているお客さま、ソファーの中材をお探しのお客さま、ウレタンのプロが選び方を伝授します。
※そもそもウレタンって何なの?というお客さまはウレタンとは?をご確認ください。

1ウレタンにもプロフィールがございます

まず知っていただきたいのはウレタンにはプロフィールがございます。ウレタンメーカーにてこのウレタンはこれっといった規格値が定められています。弊社で取り扱っているU0016軟質ウレタンフォームとU0022の物性値を紹介いたします。

表1 軟質ウレタンフォーム物性値

品番U0016U0016
密度(kg/m³)16±1
25%硬さ(N)88.2±19.6
反発弾性(%)≧35
引張強さ(kPa)≧59.0
伸び(%)≧130
引裂強さ(N/cm)≧3.92
圧縮残留歪み(%)≦6
繰返圧縮残留歪み(%)≦6
品番U0022U0022
密度(kg/m³)20±2
25%硬さ(N)176.4±19.6
反発弾性(%)≧30
引張強さ(kPa)≧98.0
伸び(%)≧100
引裂強さ(N/cm)≧4.90
圧縮残留歪み(%)≦6
繰返圧縮残留歪み(%)≦5

表2 ウレタン物性項目

密度(kg/m3) 物質の、単位体積あたりの質量を表しています。U0016では密度が16±1kg/m3のため、縦横高さが1mですと重さ16kgとなります。密度が大きいほど重たいものになります。
25%硬さ(N) 各メーカーにて試験した時の硬さを表しています。試験方法の一例ですが、ウレタンを50×380×380mmの試験片にして、φ200mmの加圧板で垂直方向に始めの厚さの75%ひずみ量まで押し込んだ後、直ちに荷重を除き、再び直ちに始めの厚さの25%ひずみ量まで押し込み、静止後20秒経過した時の荷重を読み取ります。数値が低いほど軟らかく、数値が高いほど硬いです。U0016とU0022を比較すると【U0016:88.2±19.6N】、【U0022:176.4±19.6N】のためU0016が軟らかく、U0022の方が硬いウレタンと見れます。
±19.6Nというのは、ウレタンは発泡品のため硬さにばらつきがあるため、範囲が広く決められております。
反発弾性(%) 各メーカーにて試験した時の反発弾性を表しています。試験方法の一例ですが、ウレタンを50×100×100mm以上の試験片にして、試験片の上面より500mmの高さから直径16mm、質量16gの鋼球を落下させ、跳ね返った最高の高さを落下高さ(500mm)の百分率(パーセント)で表します。
U0016では35%のため鉄球が175mm跳ね返ったことになります。
ウレタンについては、基本的には30~50%の反発弾性を持っています。
引張強さ(kPa) 各メーカーにて引張試験機を用いて試験片(ウレタン)を引っ張り、破断時の引張強さを表します。
数値が大きいほど引っ張っても切れない強いウレタンです。
U0016では59.0kPaで、U0020では98.0kPaのため、U0020の方が引張に対して強いウレタンと言えます。
伸び(%) 各メーカーにて引張試験機を用いて試験片(ウレタン)を引っ張り、破断時の伸びを表します。
数値が大きいほど引っ張った後、伸びやすいウレタンです。
U0016では130%で、U0020では100%のため、U0016の方が伸びやすいウレタンと言えます。
引裂強さ(N/cm) 各メーカーにて引張試験機を用いて試験片(ウレタン)を引き裂いた状態で引っ張り、破断時の引裂強さを表します。
数値が大きいほど引き裂くような力に強いウレタンです。
U0016では3.92N/cmで、U0020では4.90N/cmのため、U0020の方が引き裂く力に強いウレタンと言えます。
圧縮残留歪み(%) 各メーカーにて定められた温度条件下で、試験片(ウレタン)をその厚さの50%または75%に圧縮した後、元の厚さに対する低下率を表します。
数値が小さいほど潰された時に元に戻りやすいウレタンです。
U0016では6%で、U0020も6%のため、圧縮した時にどちらも同じように復元されるウレタンと言えます。
繰返圧縮残留歪み(%) 各メーカーにて試験片(ウレタン)を、定荷重・定変位で繰返し圧縮(40%圧縮硬さ)することによって発生する厚さ、または硬さの低下量もしくは低下率を表します。
数値が小さいほど繰り返し潰された時に元に戻りやすいウレタンです。
U0016では6%で、U0020も5%のため、繰り返し圧縮した時にU0020の方が復元されるためへたりにくいウレタンと言えます。

※試験方法や内容については各メーカーによって様々です。ご不明点がございましたらお問い合わせください。

誰しも、彼氏、彼女、結婚相手を選ぶようにウレタンも良く調べて購入することをお勧めいたします。
ご不明な点や、どのウレタンが良いか分からないようでしたらお気軽にお問い合わせください。
ウレタンのプロがおすすめ品をご提案させていただきます。

お問い合わせはこちら

2まずはウレタンの硬さから選びましょう

ウレタンには様々な情報があることが分かりましたが、はたしてどこを基準に考えたら良いのでしょうか。まずは一番分かりやすい硬さから選ぶことをおすすめします。 ウレタンフォーム工業会ではフォームマットレスについては『家庭用品品質表示法』で定められた様式の品質表示を製品ごとに取り付けるように進めています。この品質表示の欄には下表のように硬さを区分しています。

硬さの区分

硬さは軟質ウレタンフォームの厚さやサイズによっても感じ方が異なります。購入の際にはスポンジサンプルにて感触を確認していただきたいです。

サンプル帳 サンプル購入はこちら

硬さの区分がありますが、あくまでも目安と考えてください。個人差がありますので、体重の重い人は硬めのウレタンが適しています。また、従来から比較的硬めの綿ふとんやマットレスに慣れている人にとっては、やわらかめのマットレスは適していないです。マットレスの上に綿ふとんを重ねて使用される場合は、綿ふとんの硬さや厚み等によって感じ方が異なります。そのため、やわらかめの綿ふとんを併用する場合には、マットレスは少し硬めが快適な寝心地を得られると思います。幼児用には厚さが薄めで、硬めのマットレスが適しています。

3長持ちするウレタンってどんなウレタン?

買ったばかりはふわふわでやわらかく気持ちの良いベッドやソファーも時間が経つと、いつの間にか固くなって、形も崩れてしまった。そんな経験はないでしょうか?へたりにくく長持ちするウレタンを選ぶにはどうすればいいのかウレタンのプロが伝授いたします。

まず、どうしてウレタンはへたってしまうのか。それは「軟質ウレタンフォーム」は多孔質(細かい穴の開いた構造)の素材だからです。ウレタンは家庭で使用するスポンジの密度をもっと高くしたようなものになります。潰したり負荷がかかると、当然柔らかくへこみます。毎日何度も負荷をかけ続けると空気を含んでいた空洞の部分が潰れてきてしまいます。その結果形が崩れるため、これが「へたり」になります。

画像:へたりを起こしたウレタン

皆さまは、どのようなウレタンであれば長持ちするのか想像できますか。多孔質の穴部分が大きいウレタンと小さいウレタンでは、上からかかる同じ負荷に対してどちらの方に耐久性があるでしょうか。

図:多孔質の穴部分が大きいウレタンと小さいウレタン

それは穴部分が小さいウレタンです。穴が小さいということは、力を支える壁がたくさんあることになります。弊社ではウレタンの商品ページに密度を記載しております。例えばU0016軟質ウレタンフォームでは、密度16±1kg/m3、U0020軟質ウレタンフォームでは、密度20±2kg/m3となっております。基本的にウレタンの密度が大きければ大きいほど、多孔質の穴かは小さく細かくなっていきます。材料をより多く使用しているため重くなっていますので、密度が高く重いウレタンを使用することでへたりにくいことが言えます。ただし、理論上のことのため、実際に使ってみると密度の高いウレタンだけにすると、へたりにくいけど硬くて座り心地が悪くなると思います。そんな時にはウレタンの種類を変えてお尻側の上部分は密度の低い軟らかいウレタンで、下側は密度の高い硬いウレタンのように組み合わせることで、へたりにくく、座り心地の良いものが生まれると思います。

4用途に合わせたウレタンの選び方とは?(用途、エーテル、エステル)

皆さまは、ウレタンをどのような場面、どのような時にお使いになりますでしょうか。お客様の用途によっておすすめのウレタンがございます。

※軟質ウレタンフォームは発泡剤として使用するポリオールの種類により、「ポリエーテルフォーム」と「ポリエステルフォーム」とに分けられます。一般に「ポリエーテルフォーム」は耐水性に優れ、クッション性に優れるので、自動車座席シート・マットレス・椅子などのクッション材として幅広く利用されています。また、「ポリエステルフォーム」は耐水性に劣り加水分解しやすい欠点がありますが、引張強さなどの機械的強度が高く、耐油性に優れ、セルコントロールも容易なので、ワックスクリーナーやフィルター材あるいは紙おむつエラスティックテープと言った用途分野にも利用されています。

ウレタンフォームは多種多様に存在しています。どんなことでも良いので、ウレタンフォームでお困りでしたらお気軽にお問い合わせください。お客様ご希望のベストな素材をご提案いたします。

ページの先頭へ